クルマ社会を支える交通インフラ技術

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全国に広がる高速道路網と次世代高速道路技術への展望

本稿では,高速道路ネットワークの整備及び安全性・円滑化などに着目した道路交通運用管理技術の歴史と変遷を振り返るとともに,次世代の高速道路に求められるメンテナンス技術の高度化やネットワーク交通流のリアルタイムなモニタリングと先進的交通運用,自動運転関連技術普及に伴う高速道路の交通運用への展望を述べる.

地震・津波に粘り強い「インプラント工法」

甚大な被害をもたらした東日本大震災を契機に,各地で地震や津波への粘り強さを持つ新たな構造物への需要が高まっている.従来の重力式とはその構造を異にする,地球と一体化した構造物を構築するインプラント工法について,東日本大震災の教訓,防災インフラへの適用事例と合わせて紹介する.

縦溝粗面で築くセーフティ&エコ『未来の安心』

近年,交通インフラの整備と共により快適かつ安全な道路技術が求められて来ている.ここではオールシーズン安全・安心で環境にも配慮した次世代型の舗装,縦溝粗面型ハイブリッド舗装(フル・ファンクション・ペーブ)について紹介する.

道路交通の安全と環境に配慮した最新の道路照明技術

道路照明施設は,道路の状況,交通の状況,障害物の有無などを認知するための視環境を提供する.本文では,初めに道路照明に関する基準や仕様書などの策定に関する経緯を説明する.次に,最新の道路照明技術と,照明環境を管理するための評価技術を紹介する.

都心と臨海副都心とを結ぶBRT

東京都は,都心から勝どきを経由して臨海副都心に至る地域において,選手村の後利用をはじめとしたオリンピック・パラリンピックを契機とする開発需要等,恒常的な需要に対応するため,環状2号線を中心として,都心と臨海副都心とを結ぶBRTの整備に向けた具体的な検討を行っている.本稿ではBRTの事業内容等について紹介する.

高度な自動運転を実現するLiDAR技術

車載センシングにおいてのLiDAR(Light and Detection And Ranging)技術の役割と現状の課題について論ずる.走行空間センサとして「周辺環境認識」を行う機能のみならず,自動運転用高度化地図との組み合わせによる「自車位置推定」,「地図生成」を担うLiDAR技術のコンセプトとパイオニアの取り組みを紹介し,より高度な自動運転システムの実現へ向けた可能性に関して論ずる.

次世代交通管制─スムーズな交通流確保のための取組み

高速道路上においてスムーズな交通流を確保するためには,交通渋滞の緩和が必要である.交通渋滞の緩和策としては交通容量の拡大と交通需要の調整があるが,国内の道路インフラは「賢く使う」方向へと変革してきており,より効率的に道路インフラを活用することが期待されている.より積極的な交通需要マネジメントの実現に向けた,交通管制システムへのAI(人工知能)技術,分析技術の導入・活用について述べる.

道路交通情報通信システム(VICS)の紹介

道路交通情報通信システム(VICS)は,対応車載機の累計出荷が5000万台を越える社会インフラとなっている.VICS情報を提供する3つのメディアの内,光および電波ビーコンは次世代規格へ進化がなされている.FM多重放送に関しても,新サービスである「VICS WIDE」が開始されており,その提供コンテンツと情報提供状況について解説する.

交通事故防止のための道路構造の新たな工夫

G交通事故対策は,道路交通社会を構成する人間,車両,道路交通環境という3つの要素相互の関連を考慮しながら実施していく必要がある.本稿では,道路交通環境の観点から,交通事故防止のための,道路の構造上の様々な工夫について,最近の取り組みを中心に紹介する.

InfraDoctorによるスマートインフラマネジメント

GISプラットフォームと三次元点群テータを用い,道路・構造物の維持管理業務を支援し,インフラマネジメントの効率および確実性の向上に資するシステムを用いた新たな維持管理業務の高度化の取り組みについて報告する.

自転車乗員保護へ向けた総合的な取組み

交差点における自転車乗員の行動特性を分析し,交通安全対策を行うための基礎資料を作成した.車両と自転車との危険な接近状況,車両衝突速度と自転車乗員における被害との関係を明確にすることで,自転車乗員検知型被害軽減装置の技術要件を導出するための基礎資料を作成した.

道路標識の国際化と維持管理

道路標識は道路利用者にとって重要な交通安全施設の一つであり,道路交通の進展とともにその様式も変化し,改正,追加を重ねて今日に至っている. 外国人旅行者の増加と2020東京オリンピック・パラリンピック開催を控えて,道路標識の更なる国際化への要求が高まってきている.また道路標識の維持管理については,点検・診断の方法に統一的な技術基準が定まったことから,定期的な点検を行って早期に対応することが求められている.道路標識に関する二つの課題,国際化と維持管理について紹介する.

個性豊かに進化したSA・PA

ネクスコ東日本(東日本高速道路株式会社)のサービスエリア・パーキングエリアにおける商業施設づくりの考え方について,高速道路の利用をいっそう安全で快適なものにするための取り組みや,地域地域との連携の状況なども踏まえて紹介する.

高速道路におけるEV・PHV向け充電インフラ整備事業

EV・PHVの普及の鍵を握る充電インフラの整備が急速に進みつつある.特に高速道路における急速充電器の整備は,長距離移動を伴う経路充電を実現するうえで重要となる.それらの現状の整備状況,設置における課題,更に運用上の問題点とともに,今後の高速道路における充電インフラ整備の方向性について述べる.