技術会議紹介
インパクトバイオメカニクス部門委員会


1. 活動目的
本委員会では,自動車の衝突安全におけるインパクトバイオメカニックス研究に関する最新動向の調査,ならびに関係者との意見交換の場を設定する.また,インパクトバイオメカニクス研究に関連する領域として,スポーツ傷害(福祉分野),および法工学,救急医療や事故調査,賠償保険に関しても話題提供を通して知見を深め,これらの活動経過を会員にフィードバックするための公開委員会,あるいはシンポジウム開催などを企画し展開する.
尚、次年度では共同で調査研究を実施することを検討しており、今年度はフィージビリスタディを開始している。
2. 委員会メンバー
委員長槇徹雄(東京都市大学)
幹事本島治敏(トヨタ自動車)、高橋裕公(本田技術研究所)、大谷竜士(日産自動車)
委員大学・官庁等15名、企業・民間団体等15名、オブザーバ等7名 合計32名
3. 2017年度の活動計画
2017年度の活動としては,インパクトバイオメカニクスに関する最新の技術動向,ならびに関係機関・関係者との連携の場として,定期的に委員会を開催する.また,海外の動向を把握することを目的として,インパクトバイオメカニックスに関係のある有識者を招聘して公開委員会を開催することにより,技術交流の機会を設ける.さらに,工学と医学との連携を深めることを目的とした見学会を設定し,国内における医工連携の取り組みを促進する.
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
定期的に開催される委員会において、本委員会の委員が中心となった「話題提供」、「情報交換」を実施し、インパクトバイオメカニクス関連の最新の技術動向、ならびに関係者との連携をはかることができた。今年度も自技会 規格会議 前突分科会において審議されている傷害基準等について、本委員会の委員を交えて議論する機会を設け、専門家としての知見を述べ合うだけでなく、国際規格・傷害基準の策定へ反映すべく情報発信することができた。また、2014年度自動車技術会春季大会に合わせて国内外から有識者を招聘した公開委員会を開催し、少子高齢化を迎えた日本の交通安全対策に関する課題について意見交換を行うことができた。
種別日時内容
オーガナイズドセッション 5/21~5/23 衝突安全Ⅰ -ダミー・試験評価法・傷害低減技術-
バイオメカニックス -人体傷害メカニズムの解明に向けて-
衝突安全Ⅱ -人体モデリング・傷害予測-
Injury Reduction & Biomechanical Technologies
事故調査・分析と総合安全対策
公開委員会 5/20 少⼦⾼齢化における交通外傷の多様化とその対応