技術会議紹介
エレクトロニクス部門委員会


1. 活動目的
社会・環境の変化やさまざまな要素技術の進歩に伴い、自動車技術も急速に進化しつつある中で、最近では自動運転の実用化に向けた研究開発への社会的な期待が高まっている。そのため、自動運転の研究は、より具体的な開発項目に変化してきている。そのような中、自動運転の中心的技術の1つであるエレクトロニクス技術については、その重要性が高まるとともにその役割も大きくなってきている。 本委員会では、エレクトロニクス技術に対する社会的ニーズの変化を的確に捉えるため、自動運転を支える技術に重点を置き、今後必要とされる新しいエレクトロニクス技術について考える。
2. 委員会メンバー
委員長福田敏男(名城大学)
幹事大野悦朗(フォルクスワーゲングループジャパン)、久保田直行(首都大学東
京)、小池輝夫(スタンレー電気)、松村英樹(自動車技術総合機構)
委員大学・官庁等11名、企業・民間団体等22名、オブザーバ等7名 合計38名
3. 2017年度の活動計画
春季大会:「Cars that think and communicate」と題して、次世代自動車技術に関するオーガナイズドセッション、ならびにフォーラムを開催する。
委員会活動:最新トピックスに関する話題提供を都度2件の講演を行い、将来の方向性について意見交換を行う。
見学会:秋季大会に日程を合わせて、開催地区の周辺において、参考になる企業・大学・施設を訪問し、技術交流を図る。
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
当初年度計画に加えて多くの話題提供を実施することができた。特に、海外から自動運転研究で功績を上げられているMasayoshi Tomizuka氏(University of California, Berkeley)やFei-Yue Wang氏(The Chinese Academy of Sciences Beijing)を招聘してご講演をしていただき、質の高いご講演の機会を得ることができた。
見学会では北九州学術研究都市を訪問し、安全・安心分野の先行技術開発、自律走行研究、画像認識、AI他取組み、次世代IGBT設計、信頼性研究について興味深く触れることができた。
また、2016年春季大会のフォーラムに向け、マルチメディア部門委員会、ITS部門委員会とも協力して「Car That think and communicate」をテーマに企画を行った。
幅広い技術を共有しながら自動運転という大きな技術課題に委員会全体が立ち向かって論議を活発に行うことができた。
種別日時内容
オーガナイズドセッション 5/21 Cars that Think and Communicate Ⅱ 自動運転を目指して -システム・制御・HMI-
Cars that Think and Communicate Ⅲ 自動運転を目指して -センシング・ヒューマンファクタ-