技術会議紹介
タイヤ/路面摩擦特性部門委員会


1. 活動目的
車両と路面の接点としてのタイヤとその周辺技術は、「操安」「制・駆動」等の安全性、「乗心地」「振動」等の快適性や「燃費」「摩耗」「騒音」等の環境影響など多岐に亘り、自動車の進歩・発展にとって不可欠かつ重要な技術領域である。本委員会では、国内外の最新技術の動向把握、調査・研究などの活動を行い、環境・省資源と安全・快適性との両立など、当該領域の今後の技術の方向性を探り、これらの成果を日本の自動車技術向上や会員への還元に資することを目的とする。
2. 委員会メンバー
委員長酒井英樹(近畿大学)
幹事大久保良輔(トヨタ自動車)、加藤和広(アドヴィックス)、鈴木晴之(住友ゴム工業)
委員大学・官庁等6名、企業・民間団体等18名、オブザーバ等7名 合計24名
3. 2017年度の活動計画
(1)2017年度は、2015年度から注目しだした「騒音・操安性」関連等の動向調査をさらに重視するとともに、2014度まで重視してきた「燃費」「安全」関連の活動もおこなう。(2)2018年度の「研究調査事業」提案を目指してWG活動で検討する。(3)春季大会OSを開催する。(4)シンポジウムを開催する.
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
本委員会は、タイヤおよび路面摩擦による「操安」「制・駆動」等の安全性、「乗心地」「振動」等の快適性や「燃費」「摩耗」「騒音」等の環境影響を扱っている.本年度は計画どおり、4回の委員会を実施した。話題提供では、タイヤ設計技術や摩耗,氷雪上タイヤ性能・振動騒音に加え,車両の操舵系や2輪車のブレーキ制御など,車両運動とタイヤとの複合領域についての幅広いテーマの話題提供を実施し、活発な意見交換を行った。また東北大学原子分子材料科学高等研究機構の見学ではゴム分子構造に関する知見を共有した。
種別日時内容
シンポジウム 3/18 タイヤに関する最新の環境・安全技術
オーガナイズドセッション 5/20~5/22 タイヤ/路面摩擦特性とその周辺技術  −安全性向上,燃費向上,環境負荷低減などの関連技術−