合計6回の委員会の他、春季大会OS、見学会を開催した。委員会では外部研究者を招待し、SEA法、空力音直接解法、プラズマアクチュエータ、温度・濃度計測、F1空力等、委員会のニーズに沿った最新の空力関連技術に関する話題提供を計5回開催し、各委員の空力技術向上を図った。WGでは次世代空力・騒音の二つの課題に対して主査を中心に、産学連携で活動を展開した。これらの活動成果は2013年度末のシンポジウムで報告予定である。各委員会での25名程度の高い出席率は、委員会の活発な活動を裏付けている。この他、「新版空力技術編集WG」を新たに立ち上げ、来年度の発刊を目指して活動を開始した。見学会では本田技研殿のご協力により、世界的にみても最新の一つであるムービングベルト風洞の見学が実現した。委員の他風洞研究会等外部からも活発な出席があり、総計58名に達した。説明員と見学者との活発な質疑応答を通して、最新の風洞計測技術に関する見識が深まった。 総じて、本委員会の目的である、風洞・空力騒音低減技術に対して、企業、大学、研究機関で活発な情報交換や共同作業（WG）を通して、自動車・関連メーカにおける空力技術向上に資することができたと考えられる。