技術会議紹介
流体技術部門委員会


1. 活動目的
風洞技術および空力騒音低減技術に注目し,大学・研究機関における研究者を交え,関連企業技術者間において活発な情報交換を行う.
さらにはWGを通した共同作業を行なうことによって,自動車メーカならびに関連メーカにおける同分野の技術向上や知見の共有化を目的とする.
2. 委員会メンバー
委員長金子宗嗣(本田技術研究所)
幹事飯田明由(豊橋技術科学大)、濱本直樹(三菱自動車工業)、藤原慎太郎(日野)、谷口圭一(日産)
委員大学・官庁等11名、企業・民間団体等20名、オブザーバ等7名 合計38名
3. 2017年度の活動計画
委員会のニーズに沿った話題提供を委員会隔月開催ごとに計画.
風洞見学会を行い、空力技術、空力騒音技術の知見を深める.
WG活動を通じた産学での技術交流を行い国内自動車空力関連技術の競争力を高める.
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
合計12回の委員会の他、春季大会OS、見学会、シンポジウムを開催した。委員会では外部研究者を招待し最新の空力関連技術に関する話題提供を通じて技術動向を把握した。WG活動では次世代空力・騒音の二つの課題に産学連携で活動を展開した。見学会では富士重工業様のご協力によりムービングベルト風洞での最新の風洞計測技術に関する見識が深まった。将来空力研究会WGでは乗用車メーカーのエンジニアを交えた活発な議論と共同テストにより空力基盤技術の向上が図られつつある。また風洞試験法WGではWLTPにおける走行抵抗保証を風洞で行うための要件について国内メーカーの意思統一を図り、日本提案の採用に貢献した。また、CFD技術部門委員会との合同委員会を開催し、活動内容と課題を共有することにより、共同で課題解決に取り組む足掛かりを構築した。総じて、本委員会の目的である風洞・空力騒音低減技術に対して、企業、大学、および研究機関で活発な情報交換や共同作業(WG)を通して自動車・関連メーカにおける空力技術向上に資することができた。
種別日時内容
シンポジウム 3/11 自動車開発を支える最新の空力技術
オーガナイズドセッション 5/20~5/22 Thermo-Fluid Dynamics to Support Future of Vehicle I-1 -Aerodynamics and Aeroacoustics-
Thermo-Fluid Dynamics to Support Future of Vehicle I-2 -Aerodynamics and Aeroacoustics-
くるまの未来を支える熱流体技術Ⅰ-③ −Aerodynamics and Aeroacoustics−
研究調査事業 - EV/HEVも含めた車室内騒音予測技術と低減技術の開発
自動車の空力現象解明に関する研究および次世代空力技術開発