技術会議紹介
国際標準記述によるモデル開発・流通検討委員会


1. 活動目的
現在、モデルベース開発(MBD)は自動車を取り巻く環境の中で様々な形で実用化されようとしている一方、様々なデータ形式のモデルデータやインターフェースが存在しつつある。互換性の薄いモデルデータの蓄積は、将来において、ツール間連携や開発に支障となって競争力を阻害する可能性が懸念される。そこで早期にモデル記述データ形式を国際標準などのデジュール標準への準拠の方向を示すことが重要であると考えられ、特定ベンダーや企業色のない中立な機関で将来のMBDと仕組みについての議論の場の実現が必要である。このような背景の下で、前委員会が設立され、デジュール標準として登録されているIEC61691-1およびIEC61691-6を主に用いてMBDの検討を行った。これにより、これらの標準に関係が深い電気系、電装品を中心にハードウエア及びその制御のモデルや流通の試行の議論及びモデル接続のガイドラインの策定を推進し、取り組みの認知度向上に関して成果を得た。本委員会は、前委員会での取り組み内容を拡張・発展させて車全体を議論するために、議論を機械系を含めた部分へ裾野を広げ、開発フェーズに対応した具体的な物づくりへの適用技術の議論を産学連携で実施し、連携開発の基盤技術としてガイドライン、モデルテンプレートや仕組みなどの形として展開し、ものづくりの活性化と開発効率の向上に貢献する事を目的とする。
2. 委員会メンバー
委員長加藤利次(同志社大)
幹事市原純一(AZAPA)、辻公壽(トヨタ自動車)
委員大学・官庁等4名、企業・民間団体等24名、オブザーバー等4名 合計32名
3. 2016年度の活動計画
2016年度以降においては、以上の調査活動をさらに発展させる取り組みを実施する。
(1)応用分野をこれまでの電気・電装品中心から、自動車を構成する機械系へと裾野を広げる取り組みを行う。電装品の議論と併せて(エンジン・駆動系など)機械系部品を議論することにより自動車システムの実用的なシミュレーション技術の実現を目指す。
(2)モデル接続に関して、ハードウエアとシミュレーションを連携する技術を検討し、モデルをこれまでの企画ベースのものから開発・設計フェーズへの活用できる技術を検討し、実際のMBD普及に向けた技術を議論する。
(3)産業の基盤となっている半導体技術からのボトムアップの技術を議論する。
以上の取り組みによる成果をもとに
(1)2016年に国際標準記述によるモデル開発を啓蒙するため教科書を出版する。
(2)2016年に出版教科書に基づいて、講習会を開催する。
(3)2017年の春季大会にてOSを企画する。
4. 活動報告
2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度
実施済みのイベントはありません
5. トピックス(お知らせ)
【非因果モデリングツールを用いたFMIモデル接続ガイドラインVer.1.0】 http://www.jsae.or.jp/tops/topic.php?code=1241