技術会議紹介
将来の車外騒音検証委員会


1. 活動目的
四輪車の自動車単体騒音規制については、中央環境審議会「今後の自動車単体騒音低減対策のあり方について(第三次答申)」において、国際基準UN Regulation No.51 03 Series(以下「R51-03」という。)のフェーズ3の規制値との調和が今後の検討課題として示されている。
一方、国際的にはフェーズ3の規制値適用後の騒音規制強化は、これまでの新車時対策,ではなく使用過程車対策に移る可能性があり、フェーズ3の規制値適用が自動車単体騒音規制の大きな転換期になる可能性がある。
本委員会では、様々な組織で収集された情報を集約し、今後フェーズ3の規制値と調和した場合における、その後の自動車単体騒音規制の方向性等について検討することを目的とする。
2. 委員会メンバー
委員長山崎徹(神奈川大学)
幹事白橋良宏(日産自動車:自工会)、山内勝也(九州大)
委員大学・官庁等7名、企業・民間団体等5名、オブザーバ等3名 合計15名
3. 2017年度の活動計画
(1)活動結果報告書の取り纏めとフォーラム又は公開委員会等にて情報発信
(2)中央環境審議会 大気・騒音振動部会 自動車単体騒音専門委員会に、検討結果を
報告する。(1回/年以上、随時)
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
タイヤ路面騒音の低減を図るためには、トレードオフ関係にある転がり抵抗、制動、操縦安定、摩耗、乗り心地など多方面への影響について整理が必要である。そのため、タイヤ多性能に関する調査・情報を集め、それらを整理し、技術課題を明確化にし、技術開発の方向性を明確にすることとを目標とした。委員間での話題提供および議論と共に、委員外のタイヤ性能各分野の専門家による話題提供、議論を実施した。その結果、タイヤ性能関連図を作成し、次世代車両開発の基礎となるタイヤ像について整理することで、当初の目標は概ね達成された。なお、これらの成果については、2015年春季大会フォーラムにて公開する。
種別日時内容
研究調査事業 - 次世代低騒音タイヤの基本的技術アイデアの研究調査