自動車技術ハンドブック  第5分冊 設計「パワートレイン」編

本書は、内燃機関をベースとする自動車用パワートレインの設計技術を解説したハンドブックです。
本設計(パワートレイン)編が前回改定された2007年以降この10年間、内燃機関をベースとする技術がパワートレイン技術の主流であり続けたことは疑う余地はありません。さらに次の10年を考えると、電動化や自動運転といった技術と高いレベルでの融合が進められる中で、これまでの単純な延長とは違った進化が求められる可能性はありますが、液体燃料の高いエネルギー密度を考慮すると、内燃機関をベースとするパワートレイン技術は今後も移動体である自動車にとって重要な技術であり続けることは間違いありません。
このような背景のもと、今回の改定では、最新技術動向をできる限り客観的視点で織り込むことを狙い、前回執筆者とは異なった方に再度、前回改定版の内容を吟味し、必要に応じて新規の執筆をしていただきました。
本書がパワートレインの設計技術学ぶ方々の一つの参考書として、貢献し続けることができると思います。

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