自動車技術ハンドブック 第10分冊「生産・品質」編
「できる限り新しい技術について触れること」という方針の下、本書は編纂されました。革新技術の域にある電動化・新材料などの生産技術は各企業間の競争領域であり、ノウハウとして内部に留め置く技術ではありますが、各企業の技術者のスキルアップのためのガイド、ひいてはオールジャパンで技術を発展させるという趣旨の下、可能な限り新規内容として加筆・修正を行っています。
また、欧米では新たな軽量化技術を搭載した自動車の販売が開始され、日本としても遅滞なく技術発展を進める必要性から、新素材に関しての記述も加えました。こうした新技術の加筆により、本書が次世代に向けた生産技術各分野の技術者の基本書となるものと確信します。