(本文より)
自動車技術会CFD技術部門委員会では,これまでCFDソフトウェアの性能ベンチマーク活動を継続的に実施してきました.同活動の一環として,2012年度~2013年度の委員会活動として,経験の無い車体形状でも充分な予測精度を持つCFD技術の確立を目指し,先端的CFD技術を比較評価して,技術課題を検討することとしました.新奇な車両形状でも高精度かつ詳細な空力予測を実現するために必要不可欠な車体表面の境界層剥離の精確な予測の実現を目指し,車両を模擬したブラフボディ周り流れを対象課題に,ボディ形状の変化に伴う流れの変化の予測,特に境界層剥離の予測精度にフォーカスしたCFDソフトウェアのベンチマークを実施しました。この活動成果は2013年5月開催の自動車技術会春季大会フォーラムにおいて報告されました.
本技術報告書では,誰でも容易に同様のベンチマークが行えるように簡易車両モデルおよび風洞の形状データを公開します.本形状データを用いたCFD計算結果は自動車技術会あるいは他学会に自由に公表していただいても結構ですが,本形状データを用いたことを公表論文(あるいは資料)中に明記すること,特に謝辞等の文末において明記することを義務とさせていただきます.また,商用目的で公表される場合にも本形状データを用いたことを資料中に明記して下さい.
本報告書が一人でも多くの方にご利用いただければ幸いです.
企画・編集:CFD技術部門委員会
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目 次
1 はじめに
2 データの概要
2.1 簡易車両モデル形状
2.2 風洞形状
3 CD-ROMの構成
(1) 技術報告書
(2) 形状データ(IGES形式)
・付加パーツ無しの全体形状データ
・付加パーツの形状データ
・テストセクション前後の仮想矩形流路の形状データ
・前後流路形状
(3)参考データ
・テストセクション内静圧勾配(風速35m/s)
・模型未設置時ベルト上流速分布(風速35m/s)
4 まとめ
付録A 解析条件
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