“JASO C469:2020-乗用車-ブレーキ摩擦材メタルピックアップ(MPU)試験方法”の技術的背景
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- Non-members (tax incl.):¥3,300 Members (tax incl.):¥2,640
- Paper/Info type
- JASO Technical Paper
No.TP-22003
- Date of publication
- Mar 2022
- Publisher
- JSAE
- Language
- Japanese
Detailed Information
Scope | このテクニカルペーパは,JASO C469メタルピックアップ(MPU)試験方法を制定するにあたり,その技術的依拠の明確化及びISO規格とのハーモナイズという両目標を達成するために行った取り組みを記したものであり,JASO C469の適切な活用はもとより,今後の様々な標準化活動における,技術,プロセスのアプローチの参考となること,さらに,使用者の育成に資することを目的として作成された。 これまでJASO規格で試験方法が制定された場合,規格本文及び解説を含めて,その制定経緯や,対象となる現象のメカニズムの詳細,さらに国際標準化と並行で進める場合の仕事のやり方までを参照することは困難であった。このテクニカルペーパでは,その点を詳細に補完することを重点に置いた。 このテクニカルペーパを参照することによって,試験方法の成り立ちや,その裏付けとなる現象のメカニズムを理解でき,実際の開発現場において,ブレーキサイズや周辺機器の構成上の都合などから,応用を考える必要が発生した場合でも,規格の本質に沿った試験が実施できると考える。 なお,JASO C469はISO規格に先行して制定したが,その過程でISO/TC22/SC33/WG4(現WG10)のMPUタスクフォース(以下,ISO MPU TF)の欧州側と進め方や考え方が違うことによって苦慮したこと,打ち合わせもWebミーティングだけでの意思疎通の難しさがあるなかで,そのような状況を如何に克服し,最終的にJSAEの提案が全てISO規格のワーキングドラフト(以下,WD)に織り込めるようになっていったかの過程についても掲載した。 このテクニカルペーパが,今後の規格制定活動に携わる技術者に有用な参考書となることを願う。 Translation |
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