技術会議紹介
アクティブセイフティ部門委員会


1. 活動目的
交通事故による死亡者及び事故件数は減少傾向にあるものの、特に事故件数は高い数字にとどまり、事故を防ぐ予防安全技術が重要となっている。また,近年は歩行者,自転車の事故,高齢者の事故が大きな割合をしめ,対策が急がれている.そこで、自動車のアクティブセイフティ(予防安全)技術向上のために、下記項目についての調査・研究および技術交流を行う。
(1)安全上望ましい車両の運動特性(車両制御技術、ITS関連支援技術、評価法)
(2)運転時におけるドライバの特性
(3)交通事故の原因の解明
2. 委員会メンバー
委員長稲垣裕巳(本田技術研究所)
幹事秋田時彦(アイシン精機)、鈴木桂輔(香川大学)、瀬川雅也(ジェイテクト)、丸茂喜高(日本大学)
委員大学・官庁等13名、企業・民間団体等18名、オブザーバ等7名 合計38名
3. 2017年度の活動計画
・自動車のアクティブセイフティ(予防安全)技術向上のための調査・研究
・自動車のアクティブセイフティ(予防安全)技術向上のための技術交流
・FAST-zero'17(International Symposium on Future Active Safety Technology Toward Zero-traffic- accident)の企画支援
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
自動車のアクティブセイフティ(予防安全)技術向上のための調査・研究および技術交流を行うことを目的として、6回の委員会での最新技術や今後の方向性の議論、春季学術講演会での多数のOSでの討論等を活発に行った。被害軽減ブレーキの市場導入も進み、これらシステムの安全性設計や歩行者検知等の次世代の外部環境センシング、人の危険度認識などの新しい分野についても有意義な議論が行われた。 また、当部門委員会が実行委員会として企画運営している第2回アクティブセイフティに関する国際シンポジウム FAST-zero'13(International Symposium on Future Active Safety Technology Toward Zero-traffic- accident)の2013年9月の名古屋大学での開催に向けての準備もWGで行い、第1回と同規模の97件の一般投稿と7つの企画セッションから構成されるプログラムを編成し、本国際会議を定着させることができた。
種別日時内容
オーガナイズドセッション 5/23~5/25 予防安全と運転支援システムⅠ-ドライバの運転特性検出-
予防安全と運転支援システムⅡ-歩行者事故防止とブレーキ支援-
操作・行動特性
姿勢・体性感覚
隊列走行
ドライバ状態計測
運転支援HMI
予防安全と運転支援システムⅢ-測位システム・通信システムの利用-
予防安全と運転支援システムⅣ-支援・効果予測・モニタリング-
運転行動
視覚・認知