ディーゼルエンジンの普及拡大はCO2排出量削減の点から大きな効果が期待できるため,大型車両だけでなく乗用車への採用拡大に向けた研究開発も活発に行われている.本委員会では,ディーゼルエンジンの燃費向上,排気浄化に関わる燃料およびその噴射系,エンジン燃焼系,排気後処理系,システム制御系などの分野における国内外および先端技術の開発状況を調査・収集して,委員会での話題提供およびディスカッションを行うと共に,自動車技術の発展,ひいては会員および社会への情報還元を目的とした催しを実施する.
委員長 | 小酒英範(東京工業大学) |
幹事 | 朝井豪(ヤンマー)、足立隆幸(UDトラックス)、髙橋剛(出光興産)、高松宏志(マツダ) |
委員 | 大学・官庁等11名、企業・民間団体等21名、オブザーバ等7名 合計39名 |
非公開合同、公開合同委員会を含めて6回の委員会の開催と部門共催を含めたシンポジウム(2件),春季学術講演会でのオーガナイズドセッション(OS)等を企画・開催する.
<計画>
・委員会:2017年4月,6月,9月(非公開合同),10月(公開合同),12月(見学会含む),2017年2月頃 計6回開催
・非公開合同委員会:2017年9月頃(排気触媒システム部門共催)
・公開合同委員会:2017年10月頃(ガソリン部門共催)
・見学会:2017年12月頃
・春季大会OS(2セッション)
・シンポジウム
2018年1月頃--燃料潤滑油部門共催
2018年2月頃--ガソリン部門共催「新開発エンジンシンポジウム」
【全体評価】
下記の通り当初の事業計画に対し予定通りでかつ効果的な活動ができた。本委員会の目的を十分達成できたと考える。 1. 委員会:見学会(マツダ、広島大学)、ガソリン機関部門委員会との合同公開委員会(熱効率向上手法・技術)を含めて計6回、各回出席率も高く計21件の話題提供を得て活発な討議を行うことができた。また、本年度は技術的な話題提供に加え新たに海外の学会、シンポジウムに出席された方を招き、計3件の話題提供を頂き、海外の動向および情報を共有できた。 2. 春季大会:計4つのOSを企画し、何れもディーゼルの最新技術についての情報を多数の参加者に提供することが出来た。 3. シンポジウム:燃料潤滑油部門委員会と共催の「低PM・低 CO2のための潤滑油・燃料とエンジン技術」とガソリン機関部門委員会と共催の 「新開発エンジン」の2つを企画し、それぞれ有益な講演と活発な討議を行うことができた。
|
種別 | 日時 | 内容 |
シンポジウム |
2/26 |
新開発エンジン(ガソリン機関部門委員会合同)
|
オーガナイズドセッション |
5/20~5/22 |
先進ディーゼル燃焼・後処理技術 Ⅰ
先進ディーゼル燃焼・後処理技術 Ⅱ
先進ディーゼル燃焼・後処理技術 Ⅲ
先進ディーゼルエンジン制御技術 Ⅳ
|
公開委員会 |
10/21 |
究極の熱効率へ,内燃機関のキーテクノロジー
|