<技術の窓>自動車の大変革期における部品メーカの対応
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>㈱AIST SolutionsにおけるTechnology×Marketingを通じたスタートアップ創出・成長支援事業
産総研の子会社であるAISolでは、Nationalユニコーンを生むべく、産総研の応用研究をベースにしたスタートアップ創出支援と産総研と関係のあるスタートアップ成長支援を積極的に進めている。2024年11月時点で5社をAISolスタートアップと認定し、技術とマーケティングを中心にスタートアップ創出・成長支援を行っている。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>GTIE活動を通したエネルギー系スタートアップの創出気運を醸成する茨城大学の取り組み
大学発スタートアップの設立は累計4,288社に到達しており、社会実装の一手段として定着しつつある。茨城県では、つくば地域を中心に活発であるが、エネルギー関連の国研等が集積する東海・那珂地域も今後の成長余力は大きい。茨城大学は、GTIE活動を通して近隣の機関と連携し、エネルギー系スタートアップの組成を目指している。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>カーボンニュートラルへ向けたCO₂排出量見える化・削減・報告クラウドサービスの開発
アスエネは、CO₂排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」など脱炭素・ESG領域のサービスを提供。業界No.1の実績を生かして自動車業界や製造業に排出量算定・削減の取り組みの推進や、ESG基準への対応やカーボンクレジット取引所の設立を通じて持続可能な社会の実現に貢献している。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>技術革新が防災を変える
~ AIやモビリティ技術の防災への活用、その課題と可能性
豊富なデータを防災にどう活かすか。AI、SNS、自動車プローブデータなどの災害時の活用。ロボティクスやモビリティ技術が変える防災。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>再生可能エネルギーの利用拡大に向けて
:需要家主導の電力取引と系統全体の需給調整の最新アプローチ
再生可能エネルギーの活用ニーズは企業の間で高まっており、バーチャルPPAのような技術がこれに対応するために開発されています。しかし最終的な課題は、系統全体の需給不均衡への対処のあり方です。需給調整市場にて系統用蓄電池の活用が増えつつありますが、将来的にはより費用対効果の高いEV群の活用が期待されます。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>EV 用普及充電器の開発と EV エネルギーマネジメント
本稿は、大学時代のEVへの興味を契機に、日本最小のEV充電器「Ella」や認証・課金アプリ「PIYO CHARGE」を開発し、エネルギーマネジメントに取り組む起業家の歩みを描く。ベンチャー企業という何もない状態だからできる開発の観点から、EV充電インフラの重要性とハード・ソフトの統合による持続可能な解決策を提案する。また、再生可能エネルギーを活用したエネルギーマネジメントの実践と、EV普及のための新たな挑戦を論じている。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>脱炭素社会実現に向けた商用EV導入・運用のワンストップ支援事業
気候変動対策として急務である脱炭素化に向け、運輸部門のCO₂排出量の約70%を占める商用車の電動化は重要な手段となりうる。eMotion Fleetは、商用フリートの脱炭素化を加速するために、モノ・ヒトを運ぶ事業者向けに商用EV導入・運用をワンストップで伴走支援するスタートアップである。欧州で23,000台以上、日本で500台の導入支援実績を基に、車両選定から充電設備設置、EV運行・エネルギー管理まで包括的な支援を提供する。本論文では、同社の取り組みと脱炭素社会への貢献について論じる。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>TopoLogic株式会社の挑戦 東大発スタートアップによる新素材を用いた技術開発
東大発スタートアップであるTopoLogic株式会社は、トポロジカル物質を活用して、異常ネルンスト効果を利用した超薄型熱流センサー「TL-SENSING」と、異常ホール効果を活用した省電力磁気メモリ「TL-RAM」を開発しています。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>資源循環をデザインするResource Tech Startup
資源循環をデザインするためには品質、コスト、量、トレーサビリティの4つの課題を解決するための情報連携が不可欠である。レコテックはその情報を見える化し連携できる新たな静脈資源のサプライチェーンを構築するプラットフォームpoolシステムの開発を推進している。
<環境・エネルギー・資源の課題に挑むスタートアップ>自動車業界と再生材市場の未来をつなぐ、資源循環プラットフォーム「Maar再生材調達」
TBMは環境配慮型素材「LIMEX」の開発と自社運営のリサイクルプラントでの知見を活かした資源循環事業を展開。特に、需給の可視化やトレーサビリティを実現する「Maar再生材調達」では、製造業をはじめとした顧客に高品質な再生材を安定供給し製品開発を支援します。今後は自動車業界との連携強化を目指します。
<ホットトピックス>三元触媒ポーラス粒子メンブレンフィルターの開発
有害ガスの高い浄化率と微粒子の100%捕集率を目指し、三元触媒と造孔材のナノ粒子を凝集させ、造孔材を熱分解することでポーラス三元触媒粒子を生成し、これを積層したメンブレンフィルターの開発が進められている。ポーラス粒子により触媒量を5分の1に低減、さらに浄化開始温度も低減できることを示している。
<ホットトピックス>熱問題を考慮した低騒音化
社会課題の脱炭素とウェルビーイングにともない車両開発の難易度が上がっている熱問題と騒音問題のジレンマへの戦略を紹介する。車両の特徴からジレンマが顕著なオフロード車両で例示するが、様々な車両が共に有する機器へのコンベンショナルな打ち手、随伴変数法での逆解析など比較的新しい打ち手、新旧交えて取り上げる。
<ホットトピックス>コネクティッドカーが提供するIoT連携サービスの現在と未来
コネクティッドカーでは通信機器やセンサが多数搭載され、走るIoT機器と言っても過言ではなく、オンボード側のナビゲーションシステムやオフボード側のスマートフォンなどを通して外部機器と連携したサービスを提供することも可能となる。本報告では、外部機器とのIoT連携によるサービスの事例の紹介、および将来の展望を含めて報告する。
<ホットトピックス>効率的な空間利用を可能とするAdditive Manufacturing技術を活用した多機能熱交換器の開発
本報で紹介する金属Additive Manufacturing技術を活用した熱交換器は、従来使用していた熱交換器に対して、重量・体積がおよそ半分になっていることを確認した。車両や船舶などの移動を伴う製品では、搭載する熱交換器の小型軽量化を通じて、燃費改善や運動性能向上に貢献できると考えている。
<ホットトピックス>自動車塗装工程におけるCO₂ 削減に貢献する「塗料転写シート」を開発
自動車業界のカーボンニュートラル実現において、塗装工程のCO₂排出量削減は重要課題の一つである。本稿では、塗料を噴霧するのではなく、フィルムを介した転写で塗装可能な「塗料転写シート」を提案する。このシートを用いることで、従来の塗装ブースが不要となり、CO₂排出量削減に貢献できる。
<ホットトピックス>操縦安定性・乗心地のモデルベース開発
モデルベース開発 (MBD) の開発現場へ適用が進んでいるが、操縦安定性・乗心地領域への適用は容易ではなかった。本稿では、 “ヒト”と“機械”を切り分けた上で、”機械”に注力してMBDに取り組むことにより、量産開発の現場にMBDを適用できた結果を報告する。
<スポットライト>車載ソフトウェア脆弱性監視の課題と脆弱性分析ソリューションVERZEUSE® for SIRT
<標準化レポート>パワートレイン部会フィルタ分科会における標準化活動の紹介
<標準化レポート>自動車の人工知能と安全性に関する標準化活動
─ISO/PAS 8800:2024の制定─
<学生フォーミュラの日々 そして今>自ら動けば、道が拓ける
─車と私の12年