第75回 自動車技術会賞 資料12 -論文賞 サスペンションのジャッキング効果が車両運動特性へ及ぼす影響について
75th JSAE Award Poster #12
- 提供方法
- 本サイト上にてダウンロード・閲覧可
- 形態
- 価格
- 一般価格(税込):¥0 会員価格(税込):¥0
- 文献・情報種別
- 自動車技術会賞
- 発行年月
- 2025年 4月
- 出版社
- (公社)自動車技術会
- 言語
- 日本語
商品詳細
第75回 自動車技術会賞 資料12 - 論文賞
授賞理由
車両のシャシ設計では、フロントロールセンタ高をリアに対し低く“前下り”に設定し、応答・安定性の向上を図るが、根本的な影響メカニズムは長年不明なままであった。本論文は、前後サスのジャッキングUp力の理論式から、前下りロールセンタのタイヤ接地荷重の特徴的な過渡変化を定量化し、ターンイン初期に前輪荷重を抜き、後輪を地面に押付けて安定化して応答遅れを小さくし、その後、逆方向の荷重変動でアンダーステアを弱め収斂性を向上し、平面運動を改善するメカニズムを解明した。また仮想アーム長は前輪を短く後輪を長く設定することで上記効果がより増強される事実も明らかにした。
車両の操縦安定性ポテンシャルをコンベンショナルな技術のみで向上できる本理論は、車両シャシ開発の普遍的な指針となることから、高く評価される。
摘要
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