自動運転の新しい流れ
New Trends of Automated Driving Technologies.

自動運転が社会にどのような価値を提供し、どんな課題を解決してゆくのか、さまざまな観点から紹介します。

このページについて

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モビリティの進化への貢献「VISION-S」の取組み

ソニーはCES2020において”VISION-S”を発表した。過去10年スマートフォンがライフスタイルを変えたように、これからの時代、モビリティが世界を変えていくと捉えている。移動に新たな感動をもたらし、深い安心を届け、より豊かな環境・社会に繋げられるか。ソニーはVISION-Sの活動を通じてモビリティの進化に貢献していく。

公道走行可能な自動運転バスの実用化・市販化に向けて

超高齢化社会の到来によって、高齢者運転手による事故や免許返納に対応した移動手段の確保などの高齢者の移動に関わる諸問題の解決が社会的課題になっている。一方、労働人口が減少に伴った公共交通機関の運転手不足やなども深刻化している。このような現状に対して自動運転の実現への期待が大きく、自動車の自動運転に関する研究開発も活発に行われている。しかしながら実用化・市販化への取り組みは限定的である。そこで本研究では、(株)ミクニライフ&オートと先に実用化したジョイスティック式自動車運転装置を応用して、実用化・市販化を目指したバスの自動運転システムのプロトタイプを構築した。様々な実証実験を通じて実用化・市販化を目指している。

自動運転の国際法規策定に 関する活動の現状

自動運転に関する法規・制度の整備はいわゆるレベル3以上の自動運転技術の市場導入を実現するための重要な前提条件となっている。本稿では国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)における法規整備に向けた活動を概観する。

プロパイロット2.0

日産は高速道路または自動車専用道路の複数車線をナビゲーションシステムと連動して設定したルートに従って走行する運転支援技術「プロパイロット2.0」を開発、商品化した。本稿では、その大きな特徴である車線維持機能、及びナビゲーションシステムと連動したルート走行機能とそのインターフェースの詳細について紹介する。

自動運転のキーテクノロジー「LiDAR」の基礎から最新動向,車載技術要件まで

マクニカは自動運転関連の技術を取り扱っているが、中でもフィーチャーしている技術のひとつが自動運転のキーテクノロジーと言われているLiDARだ。本稿では、レーザーやビームステアリングのようなLiDARの基礎技術から、ROIやコンピュータビジョンを含む最先端の技術を紹介する。また、解決すべき課題についても述べる。

ミリ波レーダによる深層学習を用いた駐車シーンの復元

高精度な物体形状の認識は難しいとされるミリ波レーダの反射波を低速走行中に蓄積し、生成した反射マップから深層学習を用いて、実環境での並列/縦列駐車車両と縁石、フェンスの形状を高精度に復元した。畳み込みニューラルネットワークを独自設計し、代表的なニューラルネットワークと比較して高精度なことを確認した。

自動運転車両の社会実装を推進

BOLDLYは自動運転に最適な運行管理システムを開発し、交通事業者が車両を簡易迅速かつ安心安全に運行できるようにした。自動運転に関する技術やノウハウを蓄え、数多くの実証実験を実施し、市場の創生にも努めてきた。茨城県境町での実運行の決定は社会実装の成功事例であり、今後、他の地域への横展開も進めている。

自動運転バス社会における次世代バス停の研究「AIバス停システム」

自動運転の社会実装を実現するためには、車両制御以外にも様々な課題がある。その課題の一つとして自動運転バスの無人化による乗客人数の把握がある。解決策の一つとしてバス運転手の代わりにAIを活用した乗客人数の把握し、オペレータへ通知するAIバス停システムについて提案する。

柏の葉地区での自動運転バス長期営業運行実証実験の紹介

自動運転による移動サービス提供への期待は高い。その実現を目指し2019年11月1日より東京大学柏キャンパスと柏の葉キャンパス駅の間でLv.2自動運転機能を備えた車両による長期営業実証実験が行われており、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構も参加している。その背景、実施内容、今後の展望について紹介する。

<HOT Topics>
レーザ・アークハイブリッドシステムによる異材接合技術の開発

自動車の軽量化において、構造材料のマルチマテリアル化の検討が進み、鋼板とアルミ合金の接合では、溶融接合での実現は難しいとされている。本稿では、レーザとアークを熱源とするハイブリッドシステムを開発し、市販の5000系ワイヤを用いて6000系アルミ合金と溶融亜鉛めっき鋼板を接合した結果について報告する。

<HOT Topics>
サイドインパクトビーム一体成形CFRTPドアパネルの開発

炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)は、軽くて強い特性に加え、成形速度、後加工性、リサイクル性の面で注目されている。当センターでは「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」で、CFRTPパイプで作製したサイドインパクトビームを組み、一度のCFRTPスタンピング成形で「サイドインパクトビーム一体成形CFRTPドアパネル」を作製した。

<HOT Topics>
交通部門の電化が気候変動対策に果たす役割

化石燃料をエネルギー源とした石炭や天然ガス火力発電を変えることなく単に輸送の電化を進めた場合は、CO₂排出量を増加させるが電気自動車(EV)の積極的な普及は炭素税等エネルギーシステム全体を変える気候政策にかかる総費用を削減することができ、交通政策が経済システムにプラスの影響を与えることがわかった。

<HOT Topics>
エネルギーシステムから見る燃料電池自動車の性能分析

燃料電池自動車の価値を理解するには、水素燃料供給と自動車走行時の統合評価が重要となる。Well-to-tankの水素供給特性とFCVのWell-to-wheelの走行特性のインベントリ分析の結果、FCVの普及にはグリーン電力を利用するCO₂フリー水素の利用が前提となること、総所有コストからみると、車両価格の低減が必要となることが明らかになった。

<HOT Topics>
ポリプロピレン材着意匠部品の外観品質の向上

近年ではコストダウン、リサイクルの観点よりバンパ等の樹脂成形品は無塗装化の傾向が高まり、より優れた外観品質が要求されている。その要求に応えるため、射出成形に起因する外観不良抑制は不可欠となる。本稿では流動解析ソフトを用いた金型仕様および樹脂流動条件により外観不良対策について紹介する。

<HOT Topics>
極低温機器向けの光ファイバFBG ひずみセンサ

デジタルトランスフォーメーションを実現するにあたり、計測技術はモノの状態をデジタル化する重要な技術要素の一つである。本稿では近年使用が拡大している光ファイバfiber Bragg grating(FBG)センサに焦点をあて、その原理や利点を概説するとともに、極低温機器を対象としたFBGセンサを用いたひずみ計測の最前線の技術を紹介する。

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