技術会議紹介
ITS部門委員会


1. 活動目的
1994年の第1回ITS世界会議から22年が過ぎ、VICS、ETC、DSRCなどの実用化が進み、現在はグリーンウェーブや自動運転、コネクテッドカー等に向けた新たな開発ステージに向かっている。 このような情勢に鑑み、学術的・技術的な本ITS部門委員会の価値を再検討し、他学会との交流を行い、会員の技術向上および知識向上に資する活動を行うことを目的とする。
2. 委員会メンバー
委員長加藤晋(産業技術総合研究所)
幹事大前学(慶應義塾大学大学院)、橘彰英(トヨタ自動車)
委員大学・官庁等16名、企業・民間団体等14名、オブザーバ等7名 合計32名
3. 2017年度の活動計画
 年6回程度の「ITS技術」に関する勉強会を開催し、委員や外部専門家からの話題提供と議論、自由討論を行う。
また、春季大会ではオーガナイズセッションを企画し、ITS技術の研究発表の機会を増やし、ITS技術の発展に貢献する。
さらに2016年度と同様にフォーラムをエレクトロニクス部門委員会やマルチメディア部門委員会と共に企画し、交通事故低減や環境対応、さらに自動運転実用化などの課題を取上げて議論の場を作り、その推進の一助とする。
委員会議論では、年間を通して社会還元に資する活動を議論し、提案する。
4. 活動報告
2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度
【全体評価】
会員の技術向上および知識向上に資する活動を行うことを目的として、話題提供を4回(6名)、公開委員会を1回、見学会を1回開催した。話題提供は、「標準化から見たITS海外動向」(沖電気工業株式会社 太刀川 氏)、「車と道路の照明協調を取り巻く環境」(北海道大学 萩原教授)、「自動車技術の経済学的分析」(同志社大学 三好教授)、「テレマティックスサービスのスマートフォンへの取り組みと今後の展開」(日産自動車 中山 氏、トヨタ自動車 松村 氏、本田技研工業 飯星 氏)である。幅広い領域の話題とビッグデータ活用などの最新技術の話題が提供されて有意義であった。見学会は、エネルギーITSの隊列自動運転車の最終デモに試乗した。更に公開委員会では、東京大学 法学部 山下教授より自動運転の法的論点を講演して頂き、大勢の参加者を得て活発な質疑応答がなされた。 また、今年度は、更に次年度のOS企画、フォーラム企画など企画検討を行い、昨年度より参加委員数も増えて活発に活動が出来た。
種別日時内容
公開委員会 3/1 ITSと法的論点-ドイツ法との比較を踏まえて