CASE時代のクルマのメンテナンス
Maintenance of Cars in CASE Era

未来の自動車の方向性は、CASE(Connected, Autonomous, Shared, Electric)という言葉に代表され、従来の自動車では考えられてこなかったIoT、自動運転、電動化が進んでいくと思われます。また、車両の共有サービスも増え、使われ方も変わってくることが予想されます。新しい技術を含めた最新情報を幅広く紹介します。

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自動車技術の進化に対応した今後の自動車検査のあり方

国土交通省は、2019年3月13日に新たな自動車検査手法のあり方に関する報告書を公表した。報告書では、運転支援装置や自動運転技術が用いられている車載式故障診断装置(OBD)に記録されるDTCを読みとる電子的な検査手法の導入を提案している。本稿は、その概要と紹介である。

自動車の電動化に関する将来展望
─CASE時代を見据えて─

CASE時代に向けて、自動車は、地球環境とエネルギーに関わる課題解決のため、まずエンジンの高効率化とそのハイブリッド化からEVやFCVへの移行が進むであろう。EVとFCVでは、低コスト化と高性能化とともに、低炭素な電力と水素の供給体制の構築を並行して進めるべきである。

2020年に向けた自動車社会の動向と自動車情報システムの戦略

移動体通信を活用した多くのITSが社会へ実装され、自動車社会は進化し続けて来た。急激な技術進化が新しいサービスを誘発する。自動運転は次の時代を変えるかも知れない。2020年に向かっては、CASEやMaaSと言った大きな概念で自動車業界が変革している。次世代の戦略を考える時が来ている。

法の視点から見たこれからの点検整備・車検制度のあり方

 「認知・判断・操作」に関する安全性は、レベル2以下の自動車では、道路交通法により「ドライバーの運転を規制すること」で確保されていたが、レベル3以上の自動運転車では、道路運送車両法により「システムのメンテナンスを規制すること」で確保していく必要が生じる。そのため、今後、点検整備・検査の重要性が高まる。

車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法の概要

自動車に搭載しているECUに装置の故障を診断させる車載式故障診断装置(OBD)は、自動車検査の手法として用いられており、国で定められている車検制度での活用が検討されている。本解説は、このOBDに関して、国内外における自動車検査に関する活動について紹介し、 OBDの機能について事例研究を用いて解説する。

革新的インフラマネジメントシステムと今後の展望

インフラの高齢化が急速に進む中、確実かつ効率的な維持管理が求められている。このため、首都高速道路では、ICT (情報通信技術)やAI(人工知能)等の先端技術を活用したインフラ維持管理の生産性向上を図る革新的システムを構築した。本稿では、そのシステムを紹介し、コネクテッドな社会への展開について述べる。

自動車サイバーセキュリティの概要

車載ネットワークの複雑化や、コネクティッドサービスの実現によってサイバーセキュリティリスクが課題になってきた。このような背景を受けて、グローバルに自動車サイバーセキュリティに関する基準化や標準化の活動が行われている。本稿は自動車サイバーセキュリティにおける課題や業界全体の取組み概要について示す。

自動車ソフトウェア向けセキュリティ設計

自動車のコネクテッド化が進展する中で、コネクテッドカーへのサイバー攻撃が可能なことも実証されている。サイバー攻撃に対抗するには、抜け漏れない脅威抽出結果から必要なセキュリティ要件を定義し、脆弱性を摘出してセキュリティ要件を確実に実装することが重要である。本稿ではこれらを実現する上での留意点を述べる。

自動車サイバーフィジカルセキュリティの評価プラットフォームとその応用

高度な通信機能や自動運転技術を搭載した自動車の急速な普及が注目されており、自動車を対象とするサイバーフィジカルセキュリティ上の脅威も現実的となりつつある。セキュリティ技術とその評価方法の確立および関連人材の育成に資することを狙ったセキュリティ評価プラットフォームの開発に関する最近の取組みを紹介する。

くるまのライフサイクルとサイバーセキュリティプロセス

2010年に米国で車載機器のハッキングの論文が発表されて以降、現在では日々進化するサイバー攻撃の対策が車の安全・安心のための欠かせない取り組みとなってきました。ハッキングから守るために求められるサイバーセキュリティ活動、対策を行うための車のライフサイクル全般にわたるプロセスについて説明します。

自動車排出ガス規制と計測技術のグローバル展望
─将来のパワートレインがもたらす影響─

自動車排出ガス規制は、エンジンや排出ガス後処理システムの技術向上をもたらし、車両1台当たりの排出ガスは大幅に低減した。一方、車両台数の増加に伴い、排出ガス総量は増加し、さらなる規制強化に拍車がかかっている。本稿では、電動化の導入が進む中,排出ガス規制の動向や計測技術について、乗用車を中心に紹介する。

長崎EV&ITSにおけるEVレンタカーサービスの実導入と持続的運用

本稿では、長崎五島列島における100台規模のEV導入の取組についてその後の状況も含め報告する。EV大量集中導入と急速充電器の整備はCASEにおけるE(電動化)の先駆的取組として、また観光用へのEVレンタカー・タクシーの導入はS(シェアリングサービス)に参考となる取組と考えられる。

石巻地域のコミュニティ・カーシェアリングとメンテナンス

東日本大震災とそれに伴う津波の被害を受けた石巻地域では、人的被害の他に多くの車両が流され瓦礫と化した。その直後からコミュニティ・カーシェアリングによるサービスが開始され、復興活動にたいして重要な役割を演じた。その活動及び車両の整備支援について報告する。

日本自動車研究所Jtownの紹介

Jtownは特異環境試験場、V2X市街地、および多目的市街地で構成されている。これらのエリアは自動運転車の開発と評価テストのためのニーズ調査に基づいて構築されている。公道試験の安全な実行のために、自動運転車のシステムとテストドライバーの両方の安全性能の確認するための施設である。

高精度測位と高精度地図によるモビリティサービス

モビリティサービスでは自己位置を三次元空間で測定する「測位」とそれを三次元空間上に特定する「地図」の両者の連携が重要である。高精度測位技術の一つが準天頂衛星システム・センチメータ級測位補強サービスである。また高精度デジタル三次元地図は事業展開済みである。それら技術の現状と利用展開を報告する。

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