- 「自動車エンジニアレベル認定」は、会員が自動車に関わる継続能力開発を行う上での目標となるもので、本会が認定する制度です。
- 「継続能力開発(CPD)プログラム」による能力開発活動の実施による自己研鑽実績と、企業や大学などにおける実務経験を総合的に審査し、「自動車エンジニアレベル認定」を行います。
- 6年間の継続能力開発(CPD)の内容と実務経験年数により、申請するレベルが決まります。
自動車エンジニアレベル認定 実施要項
「自動車エンジニアレベル認定」の目的と概要
自動車エンジニアレベルの種類と認定者像
自動車エンジニアレベルは4階級を設定し、その認定者像は次のとおりです。
各レベルは、段階的にステップアップするしくみで、第一段階に「JSAEエンジニア」、最上位に「JSAEフェローエンジニア」を設定します。
また、各レベルには認定者像を定めています。申請者はそれぞれのレベルに達していることが求められます。
各レベルは、段階的にステップアップするしくみで、第一段階に「JSAEエンジニア」、最上位に「JSAEフェローエンジニア」を設定します。
また、各レベルには認定者像を定めています。申請者はそれぞれのレベルに達していることが求められます。
1.JSAEエンジニア
- 自動車全般の基礎知識を習得している。
- 担当専門分野の基礎的な知識と問題解決に応用できる能力を有する。
- 知識、経験、能力を活用し、与えられた任務を遂行する能力を有する。
- 本会倫理規定に従って行動できる。
2.JSAEシニアエンジニア
JSAEエンジニアの認定者像に加え、- 少なくとも1つの専門性を有し、深い知識を習得している。
- 担当専門分野の基礎的な知識と問題解決に応用できる能力を有する。
- 実務に関する経験・実績を蓄積している。
- 自分で企画、課題発掘、問題解決できる能力を有する。
3.JSAEプロフェッショナルエンジニア
JSAEシニアエンジニアの認定者像に加え、- 自動車の特定分野やその先端技術に関する深い知識と経験を有する、あるいは複数の専門分野における高度な知識と経験を有する。
- JSAEエンジニア、JSAEシニアエンジニアの指導ができる能力を有する。
- 国際感覚を身につけている。
- 重要な課題解決に対してリーダーとして任務を遂行する能力を有する。
4.JSAEフェローエンジニア
JSAEプロフェッショナルエンジニアの認定者像に加え、- 日本を代表する自動車技術者として、自動車技術に関する広範な総合的知見を有するか、極めて高度な専門知識と経験を有し、自動車技術者から目標とされる技術者。
- 後進の指導、育成する能力を身につけている。(本会の活動で指導的な活躍が期待できる)
- 高い見識と倫理観を有している。
申請要件
自動車エンジニアレベル認定の申請を行うためには、次の申請要件を満たす必要があります。
- 自動車係る業務または研究に携わる、技術者および研究者であること
- 申請しようとする各エンジニアレベルの申請要件を満たしていること (※1、※2)
各エンジニアレベルの申請要件は以下となります。
JSAEエンジニア
実務経験年数が1年以上で、申請日以前の3年以内で20 CPDポイント以上を取得している者。
JSAEシニアエンジニア
JSAEエンジニア取得後3年以上の実務経験を有し、かつ6年以上の実務経験を有する者。また、申請日以前の6年以内に100 CPDポイント以上を取得している者。
JSAEプロフェッショナルエンジニア
申請日以前の6年以内に150CPDポイント以上を取得し、JSAEシニアエンジニア取得後3年以上の実務経験を有している者。
なお、「情報提供型」及び「実務経験型」のCPDポイントの合計が50 CPDポイント以上でなければならない。
なお、「情報提供型」及び「実務経験型」のCPDポイントの合計が50 CPDポイント以上でなければならない。
JSAEフェローエンジニア
申請日以前の6年以内に150CPDポイント以上を取得し、JSAEプロフェッショナルエンジニア取得後3年以上の実務経験を有している者。
なお、「情報提供型」及び「実務経験型」のCPDポイントの合計が75CPDポイント以上なければならない。
なお、「情報提供型」及び「実務経験型」のCPDポイントの合計が75CPDポイント以上なければならない。
※1 実務経験年数には、大学院在籍期間を含めることができます。
※2 海外での勤務または留学がある場合は、当該期間はCPDポイントの取得期間から除外することができます。
※2 海外での勤務または留学がある場合は、当該期間はCPDポイントの取得期間から除外することができます。
専門領域名称の付記
各自動車エンジニアレベルに付記する専門領域の名称は、次の2種類とし、単独または組み合わせにより申請します。申請された名称は、審査会が能力開発実績と実務経験などから決定します。
なおJSAEエンジニアは専用申請書上に記載されている専門領域から該当番号をお選びください。
なおJSAEエンジニアは専用申請書上に記載されている専門領域から該当番号をお選びください。
技術項目に関する名称
業務フェーズ関する名称
申請者の主な職種を2種類以内で申請して下さい。なお名称が技術項目と重複する場合は、適切な組み合わせを申請してください。
(例:研究、開発、設計、実験、試作、生産企画など)
(例:研究、開発、設計、実験、試作、生産企画など)
認定審査
JSAEフェローエンジニア、JSAEプロフェッショナルエンジニア
- 自動車エンジニアレベル認定審査会が審査します。
- 書面審査と面接審査を実施。
JSAEシニアエンジニア、JSAEエンジニア
- JSAEエンジニア認定審査会が審査します。
- 書面審査のみ実施。
認定期間
各自動車エンジニアレベルには、認定期間は設定いたしません。但し、本エンジニアレベルの認定が会員の継続した能力開発の評価であることを十分に理解し、より上位のエンジニアレベルやJSAEフェローエンジニアを目標に継続的に能力開発していただくことを推奨いたします。
認定の取消し
次のいずれかに該当する場合は認定の取り消しを行います。
- 他のエンジニアレベルの認定を受けた場合
- 能力開発を継続していないことが明らかになった場合
- 本会倫理規定 に反する行為があった場合
認定者の特典
JSAEフェローエンジニア、JSAEプロフェッショナルエンジニア
- 認定証の授与
- 認定者専用会員証の交付
- 本会ウェブサイト、会誌などでの認定者氏名の公表
- 春季大会表彰式における記念品の授与
JSAEシニアエンジニア、JSAEエンジニア
- 本会ウェブサイト、会誌などでの認定者氏名の公表
- 認定証の授与(有料)
認定証の発行をご希望される場合は 2,500 円(税込)を申し受けます。認定証(賞状)は教育会議での正式承認後に発行いたします。概ね 7 月末、 11 月末、 2
月末頃にそれぞれの期間にご申請がありました分をまとめて発行致します。
募集要項
募集要領は、毎年、会誌「自動車技術会」および本会ウェブページに掲載します。
申請方法と申請時期
JSAEフェローエンジニア、JSAEプロフェッショナルエンジニア
申請方法
オンライン申請となります。以下の手順でご申請ください。
オンライン申請となります。以下の手順でご申請ください。
- よりログイン
- 会員メニュー「継続能力開発(CPD)履歴」をクリック
- 継続能力開発(CPD)履歴ページの「自動車エンジニアレベル認定申請」をクリック
申請時期
毎年9月1日~9月30日
毎年9月1日~9月30日
JSAEシニアエンジニア、JSAEエンジニア
申請方法
オンライン申請となります。以下の手順でご申請ください。
オンライン申請となります。以下の手順でご申請ください。
- よりログイン
- 会員メニュー「継続能力開発(CPD)履歴」をクリック
- 継続能力開発(CPD)履歴ページの「自動車エンジニアレベル認定申請」をクリック
申請時期
通年
通年
各種費用
自動車エンジニアレベル認定の申請時、及び認定時に、次の費用を承ります。(何れも税込)
エンジニアレベル | 申請料 | 認定料 |
---|---|---|
JSAEエンジニア | 無料 | 無料 |
JSAEシニアエンジニア | 無料 | 無料 |
JSAEプロフェッショナルエンジニア | 10,000円 | 15,000円 |
JSAEフェローエンジニア | 15,000円 | 20,000円 |
※ JSAEシニアエンジニア、JSAEエンジニアについては、認定証(賞状)の交付は原則的に致しません。
ご希望の場合は 2,500円(税込)にて交付します。